私たちの物語 #23~森都で待つ仕事~
「やぁ、Djじゃないか!久しぶり。おや?そちらは、旅先で出会ったのかい?」
「久しぶり、ミューヌ。リムサ・ロミンサで出会ってね。一緒にやっていこうかと思ってるんだ。それで、バデロンからこっちで冒険者を集めてるって聞いてきたんだけど。」
「ああ、バデロンから連絡があった冒険者は君だったのか。これは安心して任せられそうだよ。」
「ミューヌ、冒険者ギルドに依頼を出してくれたのか?」
「おや、リュウィン隊長。ちょうど、依頼を受けてくれる冒険者が来てくれましたよ。」
「おお!Dj Ryokではないか。お前がやってくれるというなら心強い。ん、そちらはお前の仲間か?これは安心できそうだな。お前に頼みたいのは討伐作戦なんだ。」
「黒衣森の中央森林には「タムタラの墓所」という地下墓地があるんだ。大昔、地下都市ゲルモラ時代に築かれた遺跡でね。今もグリダニアの市民の墓所として使われているんだ。」
「最近、そのタムタラの墓所に怪しげな集団が出入りしているという情報が入ってきてな。しかも、目撃情報によれば、カルト教団「最後の群民」の残党のようだ。奴らは終末思想の危険な集団で、なにをしでかすか分かったもんじゃない。本来、これは我々、神勇隊の仕事なのだが、人手不足がまだ続いていてな......。そこで、お前の力を貸してほしい。」
「わかったよ。墓所ってのが気に入らないけど、調べてくるよ。」
「ありがたい。恩に着る。詳しいことは、タムタラの墓所の前に担当者を待機させている。そこで聞いてくれ。よろしく頼んだぞ。」
「気を付けて行くんだよ。君たちに、クリスタルの導きがあらんことを。」
「それで?これからどうするんだい?」
「なにか入用なものはあるか?」
「いや、ないね~。」
「僕も特にはないですね。」
「同じく。」
「そうか。それじゃ、さっさと行くか。話からして怪しい集団とやらがすぐにいなくなるとは思わないが、早いにこしたことはないだろう。」
「そうですね。カルト教団かもしれないなら、今後、グリダニアの人たちが危ない目に合うかもしれませんし。」
「それじゃ、出発だね~!」
0コメント