私たちの物語 #22~私たちの冒険~
バデロンから依頼があるとの紹介を受けて、グリダニアへと帰ってきた。
グリダニアから一人で旅立ち、4人で帰ってきた。
そう、4人だ。
「先食べてるぞ~。」
「Ryokさん、お疲れ様です。こちらにどうぞ。」
「ありがとう。いただくよ。」
依頼も終わり、その報告も終わって、みんなは腹ごしらえに精を出している。
みんな簡単と思っていたわけじゃないだろうけど、なにかと事件続きだった気がする依頼だった。
「なんか話し込んでたみたいだけど、何かあったのかい?」
「ああ、どうやら私たちが受けた依頼を受けに来た冒険者がバデロンに話を聞いていた途中みたいでね。こっちが終わらせたと言ってきたんだ。」
「もめたのかい?」
「残念ながら、そんなことはなかったよ。少し話して、お互い頑張ろうって言って終わり。」
「そう。詰まんないわね~。」
「ここからはバデロンからの話なんだけど、グリダニアの方で冒険者を募集しているみたいなんだ。それで...その......また一緒に受けてみないか?」
き、緊張した。どうだ?一緒にやるのか?やらないのか?
一人の時間が長かったせいか、こういうのは慣れないもんだ。
「ん?……あ~。そういえば、この依頼で組むって話だったか。忘れてたぜ。」
「今回の依頼が不安だからって、人を探し始めたんだったね。」
「あ、私もだった。一枚かませろって、私が言ったんだったね。」
これは……、期待してもいいのだろうか?
「そうさね~。最初はそのつもりだったけど……。」
「なんだか、このままって気がしてました。」
「そうだな。案外、これも悪くなかったな。」
「それで?カーライエンカフェってのは、どこなんだ?」
「お前たち、グリダニアに来たことあったんじゃないのか?」
「一度、来たんですけど、そのときは依頼を終わらせることだけを考えていて、街について調べなかったんですよ。」
「そのあと、すぐに前の依頼について聞いたしな。」
「あ、ちなみに私は初めてだぞ~。」
「そうだったのか。カーライエンカフェは、この上だよ。カフェ兼冒険者ギルドの窓口になってる。ま、溺れた海豚亭と一緒だな。」
「へ~。そうだったんですね。ウルダハの冒険者ギルドも同じ様になってますし、冒険者ギルドの条件にでもなってるんですかね?」
「便利だしな。」
「それじゃ、行くぞ~。ひとまず、依頼について聞きに行かないとだからな。」
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