私たちの物語 #14~砂の都ウルダハ~
「あついわね~。」
リムサ・ロミンサを旅立ち、ウルダハにやってきた。
「グリダニアからの使者様ですね。お待ちしておりました。ラウバーン局長がお待ちです。政庁層までお越しください。政庁層へは、あちらのリフトを使っていくことができます。政庁層では、バーソロミューがご案内します。」
「お前がグリダニアからの使者か。話は聞いている。念のため、親書を確認させてもらえるかな。」
リムサ・ロミンサと一緒ね。
「…たしかに、カヌ・エ・センナ殿からの親書。では、案内しよう。さぁ、こちらへ。」
「お前がグリダニアからの使者という冒険者か。吾輩が砂の都ウルダハのグランドカンパニー、「不滅隊」の最高司令官、ラウバーン・アルディンだ。さて、要件を聞かせてもらおうか。」
リムサ・ロミンサと同じく、親書を渡して、軽く説明する。
「...例の戦没者式典の話か。メルウィブからエオルゼアと帝国の問題については聞いたか。現在、双方は交戦状態ではあるが、帝国は帝国で跡継ぎ問題を抱えていてい。帝国の動きが鈍いのはそれが理由だ。しかし、そのおかげでこちらも復興や国内の問題に取り組めている。カルテノ―の戦い以降、三国は蛮神問題に取り組んできて、外に目をやる余裕がなかったのだ。」
「なるほどね。...ああ、忘れてた。メルウィブから、「よろしく」だとさ。」
「メルウィブが、「よろしく」と言っていただと。...ということは、帝国になにか動きがあるかもしれぬ。......そうだな。カヌ・エの言う通りかもしれん。三国よる追悼式典を催し、あの戦いを振り返るのもいいだろう。皆で一丸となるためにもな。」
そう言うと、ラウバーンは副官になにか話し合いを始めた。リムサ・ロミンサでのこともあるし、いろいろ報告か。
「この件は了解した。グリダニアへは、こちらから報告しておこう。ご苦労だったな。冒険者。」
ふぅ。これで大仕事もおわりね。親書を運ぶだけとはいえ、疲れたな~。
一度、グリダニアに帰るとしましょうか。
ラウバーンと面会を終え、部屋を出たところで、案内してくれたバーソロミューに呼び止められた。
「ラウバーン局長との面会、お疲れさまでした。実は、その腕を見込んでお願いがあるのです。以前、ラウバーン局長に従い、リムサ・ロミンサを表敬訪問訪れた際に、バデロンという人物に世話になりました。彼が腕の立つ冒険者を探しているらしいのです。貴公は、気空挺で三国を自由に行き来できる身。今一度、リムサロミンサへ赴き、溺れる海豚亭のバデロンの話を聞いてもらえませんか?」
まさかの新たな依頼か?特に予定もなかったし、リムサ・ロミンサか...。
「わかった。一度、リムサ・ロミンサへ行ってみるよ。溺れた海豚亭のバデロンね。それじゃ。ありがとう。」
大仕事が終わった後に、すぐ別の仕事がやってくるとはついてるね。
グリダニアに帰るつもりだったけど、せっかくならリムサ・ロミンサに少し滞在しようかしら。
きっと、いいことがあるはずだ。
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