私たちの物語 #15~リムサ・ロミンサでの仕事~

リムサ・ロミンサ、溺れる海豚亭。

「あんたがバデロンさん?ウルダハのバーソロミューから依頼があるって聞いてきたんだけど。」

「おう、おまえさんが連絡のあった冒険者か。ちょっと厄介ごとを頼みたくてな。エールポートって場所の北にサスタシャ浸食洞てのがあるんだが、そこに不審者が出入りしてるって情報があるんだ。おまえさんにはその調査をしてもらいたい。」

グリダニアといい、この世界は不審者であふれてるのか?それだけ、国の内外で問題があふれてるってことか...。

「そこから先は私が説明しよう。」

ふと、考え事をしてると、隣に誰か立っていた。

「おやおや、イエロージャケットのお偉いさんが来るとは珍しいな。」

「依頼を受けてくれる冒険者が来るらしいと聞いてな。」

「君がその冒険者か。私は、イエロージャケットのレイナー・ハンスレッドだ。最近、エールポートの近海「幻影諸島」で不審船が目撃されていてな。実は先日もその報告を受けて、サスタシャ浸食洞をリムサ・ロミンサの警備隊であるイエロージャケットで調査したのだ。その時は、獰猛な魔物、クァールが住み着いてることを確認しただけだったのだが、そのあとにこの不審者の報告だ。気にはなるが、今はこの地の蛮族、サハギン族の動きも活発になってきていて、洞窟の調査に兵力を割くことができない。そこで、冒険者へ調査をお願いしたいのだ。依頼を受けてもらえるだろうか?」

リムサ・ロミンサの警備隊ということは、グリダニアの双蛇党に近い組織か。となると、大きな依頼が入ってくることもあるかもしれないな。

「わかった。その依頼、受けるよ。」

「おお、そうか。助かる。サスタシャ浸食洞は西ラノシアにある。西ラノシアまではここから船が出ているから、それでいくといい。乗り場は漁師ギルドの近くだ。それでは、よろしく頼んだぞ。」


仲間ってのは、悪くない。一人では不安なこと、できないことを解決してくれるものの一つだ。しかし、しかしだ。

「私も大概だが、こいつもすごいな...。」

「あら、何か言ったかい?」

「いや、独り言だ。気にするな。」

一緒の机を囲むこの大女。確か、トゥーグロナだったか?

バデロンからの依頼を受けて、出発前に準備をしようと、ひとまず腹ごしらえに料理を頼んで席に座ったところで、トゥーグロナが話しかけてきた。


「ちょっと、この席いいかい?」

「なんだ?空いてないのか?」

私が来たときはそこまで混んでなかった気はしなかったが思いながら周りを見てみるが、別に席がうまってる様子はない。

「おい、空いてる席があるじゃないか。」

「たくっ、勘が鈍いね~。あんたに話があるってことじゃないか。」

そういって、向かいの席に座ってきた。

「実はさっきの依頼の話が聞こえてきてね。丁度、依頼を探しに来てたところなんだ。私も一枚かませてもらえないかい?あんた見たところ、弓を使うんだろ?私は魔法。攻撃魔法も回復魔法も使えるし、相性も組む相手としても悪くないと思うんだけど、どうだい?」

「なんで私なんだ?依頼は他にもあるし、誰かと一緒にやるとしても、他にもいるだろう?」

「いやね、さっきも言ったけど、たまたまバデロンたちとの話が聞こえてさ、面白そうだと思ったわけよ。一回調査してクァールがいた洞窟に不審者騒ぎなんだろ?何かあるに決まってるじゃないか!だからさ、人手があっても困ることはないし、腕にも自信がある。ねっ、一緒にやらせておくれよ~。」

確かに人手はあったほうがいいが...…しかし、癒し手の心得もあるのか。

「はぁ、わかった。一緒にやろう。」

「本当!?やったね~。私はトゥーグロナ。トゥーグロナ ワンワルゴウィン、よろしく頼むよ。」

「Dj Ryokだ。こちらこそよろしく頼む。」

はぁ、どうなることやら。


でも、楽しくはなりそうね。

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どうも、RyoKです。 ここでは、MMORPG「FINAL FANTSY XIV」での我が娘の設定を物語として紹介していきます。 更新は毎週火曜日12時半です。 ただいま休止中です。再開は3月を予定していますが、予定は未定です。 Twitterにて更新情報等お知らせするつもりです。 ご興味あれば @DJ_RyoK #FF14自己満足企画制作委員会

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