私たちの物語 #9~天使い『アシエン』~

長老の木の前で神勇隊と合流した。

報告の通り、イクサル族が長老の木に集結していた。しかし、長老の木へ攻撃を仕掛けてはいなかった。なにかを叫んでいるが、うまく聞き取れない。

「この森は...サルのものだ!...天使いの...手に...!秘術......クリス...ルーダ様の......」

かろうじて天使いと聞こえたが、なんのことだろうか?イクサル族とつながっていると言われている不審者だろうか?

そんなことを考えているうちに、神勇隊隊長リュウインが隊士たちに支持を出していた。どうやら包囲が終わったようだ。

「残りは私ととも本陣として控える。Djよ、お前はここを頼む。クリスタルの導きがあらんことを!」


「攻撃開始だ!」

号令とともに包囲網から一斉に長老の木周辺のイクサル族へ攻撃が始まった。


敵の本隊のようなこともあり、苦戦はしたが何とか退けることができた。

「大方、片付いたな。左翼部隊が苦戦しているらしいので、我々は本体とともに援護に回る。まだ周辺に潜伏しているかもしれないから気をつけでな。」

周りの隊士たちは本隊と合流し、援護へと向かっていった。


「なるほど、石人形ごときでは相手にならんわけだ...」

いつの間にか黒づくめの男が長老の木の前に立っていた。

あいつは、ウォーレン牢獄でゴーレムを操っていた魔術師か。

「だが、これならどうかな?」

「なっ、なんだこいつは!?」

男が呪文を唱えると、目の前に大きな魔物がでてきた。


「くそっ!」

かなり強い...。

「大丈夫か~!」

「やぁ、またまた会ったね。」

理由はわからないが、イダとパパリモが駆けつけてくれた。

「とりあえず、こいつら倒すよ!」

二人がいれば心強い。

「あぁ!」



「はぁ、はぁ...倒したか...」

3人でなんとか魔物と魔術師を倒すことができた。


「ぐぅ、我ら天使いの秘術が破られるとは...」

また、天使い。やはりこいつのことだったのか。

「天使いだって?」

「ビンゴだね。」

どうやらパパリモたちは天使いを知っているようだ。

「混乱の創造主『天使い』...いや、伝承に沿い『アシエン』と呼ぶべきか。まさか本当に存在していたなんて。」

どうやらパパリモたちはこいつ、アシエンを追っていたようだ。

一体、何者なんだ?

「大丈夫か!」

周りのイクサル族を追い払ったのか、リュウインたち神勇隊が戻ってきていた。

「こんな奴まで潜んでいたとは。こいつがイクサル族を先導していた不審者なのか?」

「そう、こいつが犯人だよ!」

「嫌な気配を感じて来てみれば、こんなことになっていたなんてね。...でも、そのお陰で収穫があったよ。」

「これから忙しくなりそうだね~。」

「協力感謝する!撤収するぞ!」

「冒険者も、助かったぞ。帰ったら神勇隊に顔を出してくれ。礼はきちんとしたいからな。」


「やぁ、また会ったね。私たちは神勇隊とは協力関係でね。グリダニア人じゃなくて異邦人なんだ。」

「シャーレアンの出なんだろ?」

ふと、ウォーレン牢獄で見た過去?らしき映像の中で聞いた名前を聞いていた。

「ありゃ?なんでわかったの?」

「やっぱり君は...」

「ん、何?パパリモ...」

「なんでもない。」

「教えてくれてもいいじゃん!けち!」

また、始まった。どうやらこれは2人のお決まりの様だ。本当に羨ましい...

「はぁ。とりあえず、これで不審者騒ぎは収まるね。」

「僕たちも行こう。」

「まった会おうね!」


パパリモたちと別れ、私も帰ろうかとしたとき、それが目に留まった。

「これは...。あ、消えた...」

黒ずんでいたが、以前に森で見つけたクリスタルに似ていた。しかし、手に取ろうとしたら消えてしまった。

「なんなんだ?」

一つが片付けば、新しい何かがやってきた気分だ。

とりあえず、私もグリダニアへと帰ろう。

「疲れた...」

私たちの物語

どうも、RyoKです。 ここでは、MMORPG「FINAL FANTSY XIV」での我が娘の設定を物語として紹介していきます。 更新は毎週火曜日12時半です。 ただいま休止中です。再開は3月を予定していますが、予定は未定です。 Twitterにて更新情報等お知らせするつもりです。 ご興味あれば @DJ_RyoK #FF14自己満足企画制作委員会

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