私たちの物語 #0~決意~
なんでこんなことをやろうと思ったのだろう。ただ、気づいた時には机で筆を取っていた。
つらつらと言葉が出てきて、紙を黒が埋めていく。
たぶん、不安なのだろ。
「ふ~、ほんとガラじゃない...。」
とうとう声にまで出てしまった。しかし、坂を転がり始めた玉を止められないように、この気持ちを止めることもできない。
「はぁ~、なに言ってんだか。案外、私も詩人ね。」
あの人に言っていた言葉を自分に投げかけるときが来るとは、笑ってしまう。いや、...泣きそうだ。だから、この手は止められないし、止めることもしない。
これは決意の証。これは後悔の終着点。これは愚者の精一杯。
「さあ、行きましょうか。冒険を始めに。」
私はDj Ryok。あなたの名前を世界に刻んでみせる。これは私が紡ぐあなたの物語。
ここは、私の物語...
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